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トップページはこちら 仁メタルの緊急レポート 「チャイナフリー」 「チャイナフリー」とは、中国商品は使っていません・・・ということ。言い換えれば「安全」というカテゴリーを持っています。今、この言葉は、米国で大きく取り上げられ、日本においても、社会問題となっています。ジエチレングリコールを含んだ歯磨き、玩具の塗料の鉛毒とか、ペットフードの問題とか枚挙に暇がありません。一方、中国の生産者側も必死なのです。たとえば、うなぎを例にとって見ますと、病気を防ぐため薬品を投与していますが、そのなかでマラカイドグリーン(孔雀石)を使用していることが問題視されています。これは従来から使われてきた薬品で、大量に摂取すると発癌性が疑はれ、最近、使用禁止になりました。これらの条例の改正に伴い、広東省うなぎ組合の徐利明会長は、テレビで「これ以上、安全性を重視されれば、価格に転嫁され、うなぎは皆さんの手に届かないことに成ってしまう」と言っています。確かに、日本の厳しい安全基準をクリアーするため、従来に比べて、薬代は10倍以上に、さらに、諸物価の高騰から餌代等、諸経費が倍以上に上昇するなど厳しい状況に立たされているといはれます。 しかし日本からの買取価格は上がらず、生産者は苦しい立場を強いられていて、海外向けの業者は、安全とコストの狭間で限界があることも事実です。 富士通総研、朱炎主任研究員は「世界の工場として中国製品には安さを求めています。しかし中国の背景として社会主義から資本主義、市場経済に移行してルール、仕組みに慣れず、ひたすら金儲けだけに偏り、人の安全だけでなく、規格を守るとか、コンプライアンス(法令尊守)に慣れていなかったことは否めません。中国当局も無関心でいたわけではなく、特に海外輸出品には厳しいチェックをしています。しかし中国には零細企業が多く、広い地域に散在している為に、機能が行き届いてはいません」NHK(8/20)で、このように語っていて、さらに中国政府は、来年のオリンピックのダメージに繋がらないように懸命なチェックを開始していると述べています。 事実、米国において「チャイナフリー」は不可能だという実体験した本が出版されベストセラーになりました。中国品質監督総局も中国製品の品質管理を重視する監視を強め、それを守らない企業は閉鎖させられています。いまや中国は輸出によって経済を支えています。中国の雇用安定も輸出で成り立っています。根本を揺さぶる問題に発展しています。中国政府も手を拱いてばかりではいられないのです。 さて、我々の立場として鋳造の分野では今後どう対処していくか・・・ 一つ言える事は、我々の扱っている分野は幸いにして無機化学であること。いいかえれば、その品質が数値化できるということであります。化学組成、機械的性質、さらに寸法精度がそれです。詰まるところ「人」の問題ではないでしょうか。三次元測定が出来るCAD,CAM,CATの装置を持っていても、それを使いこなせる技術者が必要ですが、「決められたモノ(規格)を、決められた日(納期)に収めること!」を忠実に守る「心」を中国の人達に植えつけることこそ肝要と思います。私達はこの作業に邁進しています。 |