●お勧め商品(熱処理用トレー・ライナー)


熱処理用トレーや、耐熱ライナーは耐熱鋳鋼で鋳造します。耐熱鋼の成分はステンレスとほとんど同じです。言い換えると、ステンレス系は480℃以下、すなわち常温において、優れた耐食性を持ち、一方、耐熱鋼は650℃以上の温度で用いられ、高温で錆びたり、反ったり、割れたりしないという特徴をもっているのです。耐熱鋼が、ステンレス系と違う点は炭素量と、ニッケル、クロム含有量が多いことが上げられます。一口に耐熱鋳鋼といってもその種類は多く、JIS規格に規定されているものだけでも16種におよび、それぞれに特徴を持っています。例えば高熱ガスに曝される場合とか、コークス炉のような特殊な場所に耐えられるとか色々のケースを想定してJIS規格以外の配合も考えられるのです。

表1 耐熱鋼の成分例

 

C

Si

Mn

Ni

Cr

一般 SCH13

0.20〜0.50

< 2.0

< 2.00

11.00〜14.00

24.00〜28.00

特殊 SCH24

0.35〜0.75

< 2.0

< 2.0

33.00〜37.00

24.00〜28.00

トレーは鋳造のやり方では、応力が発生して交差部に割れや亀裂が発生し、繰り返し使用しているとそこから破壊が進みます。当然、寿命が短くなります。ライナーも同じく反ったり亀裂が走り、耐用回数が少なく、ライフが短くなり、その度に取り替えなければなりません。その取り替えの手間、時間、費用も馬鹿になりません。その用途、炉内雰囲気、ライフ、費用その他種々の条件に併せて、それに合う鋼種(配合)を選定するのです。先般、製鉄工場のコークス炉のエアー吹き出し口周囲が異常に損耗するということを聞きました。そこで、弊社の経験を活かしてライナーを納入しました。もちろんJIS規格にはない配合です。これが見事に功を奏した実績もありました。

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